会員の莵原美和先生から以下の情報を頂きましたので、お知らせいたします。
日本ブロンテ協会公式ブログ
日本ブロンテ協会の公式ブログです。 会員の皆様、非会員の皆様にも、ブロンテに関する情報を発信し、気軽に交流していければと思います。よろしくお願いします。 日本ブロンテ協会ホームページ(http://brontesociety.jp/)や日本ブロンテ協会Facebookページもよろしくお願いします。
2025/12/09
ブロンテ生誕地保存活動の続報:記念品に関するお知らせ
2025/10/28
日本ブロンテ協会第40回大会が終了いたしました
日本ブロンテ協会2025年第40回大会が10月11日(土)に松蔭大学で開催されました。
午前の部では、今年も若手会員からベテランに至るまで4本の研究発表があり、『ジェイン・エア』、『ヴィレット』、『嵐が丘』それぞれの作品について精緻な分析が披露され、いずれも質疑応答も含めて大変興味深い研究が発表されました。
音部みはる
『ジェイン・エア』と『嵐が丘』——3人の語り手たち
行田英弘
ネリー・ディーンの語りのレトリック——呼称・呼びかけに着目して
石井昌子
ルーシー・スノウの2つの恋——『ヴィレット』再考
猪熊恵子
『ジェイン・エア』と『サルガッソーの広い海』——ベッシーとクリストフィーヌ
午後の部では、まず玉井暲先生のご講演があり、『ジェイン・エア』の語りに関してロマン派的要素とリアリズムの両義的側面について興味深いお話を賜りました。その後は若手の評議員3名の先生方を中心としたシンポジウム(加えて事務局の侘美が司会)において、『ジェイン・エア』における「芸術/アート」、とりわけ「技巧・技術」に着目した「語り」、「絵画」、「音楽」「舞踊」についての発表と議論が展開されました。午後は『ジェイン・エア』のテクストに関心が集中し、改めてこの古典的作品の意義を考える機会となりました。
講演:
玉井暲武庫川女子大学教授「語り手の領分 ―『ジェイン・エア』の場合 ―」
シンポジウム:
「シャーロット・ブロンテとアート ―2020年代の視点より― 」
司会・発題者:侘美真理
発題者:大澤舞
発題者:畑中杏美
発題者:西山裕子
記念すべき第40回大会は各地より43名の方々にご参加いただき、盛況な会となりました。会場の松蔭大学は構内もその周辺もとても美しく、空気がきれいな場所で、そのような素敵な雰囲気の中で記念大会を迎えることができましたのはとても良い思い出となりました。関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。
来年度の日本ブロンテ協会第41回大会は、関西外国語大学で開催予定です。来年度も皆さまにお目にかかれますことを心より楽しみにしております。
2025/10/02
ブロンテ生誕地保存活動の続報:講演会のお知らせ
ソーントンの生家の管理をしている委員会のメンバーNigel West氏から、Dr Michael O’Dowdによる講演会のお知らせを頂きましたので、共有いたします。タイトルは'Birthing the Brontës'、10月14日(火)の18時30分(=イギリス現地時間)開始です。詳細は以下のサイトをご覧ください。なお、オンラインチケットの料金は6ポンドで、好きな時間に講演を視聴できるリンクが届けられるとのことです。とても興味深い内容です。ぜひご参加ください。
2025/08/09
2025/06/14
2025年ブロンテ・デイ公開講座が開催されました
6月7日(土)14:00〜16:10 2025年ブロンテ・デイ公開講座が早稲田大学戸山キャンパスにて開催されました。
片山美穂大阪成蹊大学准教授によるご講演「シャーロット・ブロンテの初期作品をめぐって」と、久守和子フェリス女学院大学名誉教授によるご講演「バルテュスの挿絵で読む『嵐が丘』」が行われました。
今年度も盛況裡に終了し、昨年度よりさらに多い91名の方にご参加いただきました。毎年多くの聴衆にお集まりいただき感謝しております。片山先生のご講演では、ブロンテ初期作品における家庭教師や踊り子の設定に注目された興味深いお話を伺うことができました。また、久守先生のご講演では、バルテュスの挿絵について、たとえば家具の配置が大きな意味を持っているなど詳細な分析が披露され、大変勉強になりました。参加された多くのブロンテ文学を愛する方々、また早稲田大学の学生さんにとっても、大変実りある講座になったと思います。
ご講演いただいた先生方はもちろん、今年も素晴らしい会場を手配くださった公開講座委員の先生方を始め、関わってくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。
2025/04/07
2025年ブロンテ・デイ公開講座についてのご案内
2024/12/11
ブロンテ生誕地保存活動の記事について(続報)
目下、2025年3月にBrontë Birthplaceと名付けられた施設をオープンする準備が進行中とのことです。今後、 ブロンテ家の人生における重要な日を祝うイベントが1年を通して開催されたり、暖炉のあるカフェを利用してブロンテ家の子供たちが誕生した場所の前で食事を楽しめるようになったり、宿泊体験もできるようになるそうです。カフェの営業時間や宿泊予約の方法等、詳細は決まり次第 Brontë BirthplaceのWEBサイト(https://brontebirthplace.com/)に掲載されます。
現在、募金の呼びかけも行っておられます。ご関心のある方は、同ページ(こちら)から募金をすることが可能です。ぜひアクセスしてご覧になってください。2024/11/22
日本ブロンテ協会第39回大会が終了いたしました
日本ブロンテ協会2024年第39回大会が10月19日(土)に神戸市看護大学で開催されました。
午前の部では4本の研究発表が行われました。発表テーマは多岐にわたり、その対象も小説、詩、翻訳、また時代も19世紀から現在まで幅広いもので、午前中から大変有意義な時間となりました。
行田英弘
翻訳者たちの『嵐が丘』──作家像をめぐって
馬場理絵
ペットの犬と「女性性」:シャーロット・ブロンテ『ヴィレット』における動物表象
佐久間千尋
Emily BrontëとLudwig Tieck
後中陽子
音が描く情景──エミリ・ブロンテの詩の響き
午後の部では、まず植松みどり先生のご講演があり、翻訳のご経験とご実績をもとに2つのテクストに関する緻密な分析を交えたお話を賜りました。その後は、鵜飼信光先生のご司会のもと、協会外よりジェイムズ・ジョイスとヴァージニア・ウルフの専門家をお呼びした大変貴重なシンポジウムが開催されました。
講演:
植松みどり和洋女子大学名誉教授「翻訳の領域──私の訳した二冊の本『嵐が丘』と『フロス河畔の水車場』から」
シンポジウム:
「動物表象とフェミニズム:ブロンテ姉妹、ジョイス、ウルフの場合」
司会・発題者:鵜飼信光
発題者:新名桂子
発題者:原田洋海
当日はあいにくのお天気でしたが、各地より46名の方々にご参加いただき、活気ある充実した会となりました。大会のあとに学内で開催された懇親会には大会参加者の半数以上が参加し、こちらも盛況な会となりました。関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。
大会に関する報告は、春先に会員宛に発行されるニューズレターでもご覧いただけます。各発表の簡単な要旨など掲載される予定です。
来年度の日本ブロンテ協会第40回大会は、松蔭大学で開催予定です。来年度も皆さまにお目にかかれますことを心より楽しみにしております。








