6月7日(土)14:00〜16:10 2025年ブロンテ・デイ公開講座が早稲田大学戸山キャンパにて開催されました。
片山美穂大阪成蹊大学准教授によるご講演「シャーロット・ブロンテの初期作品をめぐって」と、久守和子フェリス女学院大学名誉教授によるご講演「バルテュスの挿絵で読む『嵐が丘』」が行われました。
今年度も盛況裡に終了し、昨年度よりさらに多い91名の方にご参加いただきました。毎年多くの聴衆にお集まりいただき感謝しております。片山先生のご講演では、ブロンテ初期作品における家庭教師や踊り子の設定に注目された興味深いお話を伺うことができました。また、久守先生のご講演では、バルテュスの挿絵について、たとえば家具の配置が大きな意味を持っているなど詳細な分析が披露され、大変勉強になりました。参加された多くのブロンテ文学を愛する方々、また早稲田大学の学生さんにとっても、大変実りある講座になったと思います。
ご講演いただいた先生方はもちろん、今年も素晴らしい会場を手配くださった公開講座委員の先生方を始め、関わってくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。