2023/12/25

ブロンテ生誕地保存活動の記事について

 シャーロット、ブランウェル、エミリ、アン全員の生誕地であるソーントンの生家(74 Market Street, Thornton, near Bradford)について、最近の保存活動に関する記事がBBC等のメディアにおいて紹介されました。以下はBBCの記事です。

https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-67793079


2023/11/12

日本ブロンテ協会第38回大会が終了いたしました

日本ブロンテ協会2023年第38回大会が1021日(土)に立正大学品川キャンパスで開催されました。
 
午前の部では4本の研究発表が行われました。いずれの発表においても複数の質問や感想が寄せられ、質疑応答も含めて大変有意義な時間となりました。
 
越後谷明恵
記憶と幽霊─『嵐が丘』における幻影としての第一世代キャサリン
 
石井明日香                       
「自分だけの部屋」の意義─Wuthering Heightsの場合                                 
 
瀧川宏樹                      
ブランウェルの作品における男性像─1834年から36年の作品を中心に
 
兼中裕美
Anne Brontëの絵画をめぐる一考察
 
午後の部では、まず海老根宏先生よりご著書『英国一九世紀小説の光景』に関して貴重なご講演を賜り、その後は『シャーリー』を久しぶりに読み直すという大変充実した企画のシンポジウムが開催されました。
 
講演:
海老根宏東京大学名誉教授「英国小説と私─近刊の拙著から」
                                                              シンポジウム:
「『シャーリー』を読み直す」
発題者:石井麻璃絵
発題者:杉村藍
司会・発題者:田村真奈美
 
前大会に引き続き対面大会でしたが、前回を上回る53名の方々にご参加いただき、大変盛況な会となりました。大会のあとは、会場近くの素敵なフレンチカジュアルレストランで5年ぶりの懇親会も開催され、「完全復活」の大会となりました。関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。
 
大会に関する報告は、春先に会員宛に発行されるニューズレターでもご覧いただけます。各発表の簡単な要旨など掲載される予定です。
 
来年度の日本ブロンテ協会第39回大会は、神戸市看護大学で開催予定です。来年度も皆さまにお目にかかれますことを心より楽しみにしております。







2023/08/29

Anne Brontëに関する新刊のご紹介です

中道敏行先生(非会員、大阪学院大学非常勤講師)より、Anne Brontëに関する新刊およびAgnes Greyに関するJane Suderland氏(formerly at Lancaster University)の論文のご紹介です。

Jane Sunderland’s new essays on Anne Brontë’s Agnes Grey focus on “governess” as a Victorian women’s occupation and “dog” as a pet or fictional character. 

Essay 1

Agnes Grey as a Mid-Nineteenth-Century Governess’s Life: Anne Brontë’s Narrative, Documentation, and Critique

“Why did many women in the nineteenth century become governesses, and what was life like for them? Is Agnes Grey a representative portrayal – and to what extent does it reflect Anne Bronte’s own governessing experiences?”

Essay 2

Anne and Agnes; Flossy and Snap: Fact and Fiction

“What was Anne’s dog Flossy like, and what were his contributions to the Brontë novels? We know a little about him from Anne’s and Emily’s artwork and from mentions in letters and accounts…. And given the many similarities between Agnes Grey and the events of Anne’s life … we can cautiously infer more about Flossy from Anne’s first novel”

In Walking with Anne Brontë: Insights and Reflections, ed. Tim Whittome (2023)

 https://www.amazon.com/Walking-Anne-Bront%C3%AB-Insights-Reflections/dp/1669878228/ref=sr_1_1?keywords=Walking+with+Anne+Bront%C3%AB%3A+Insights+and+Reflections&qid=1692171968&s=books&sr=1-1-catcorr

Dr Jane Sunderland

 https://www.research.lancs.ac.uk/portal/en/people/jane-sunderland(d8532117-863c-47b6-87f2-221cfd428b32).html


2023/08/09

第38回大会のご案内

10月21日(土)に日本ブロンテ協会第38回大会を立正大学品川キャンパスにて開催いたします。プログラムはこちらをご覧ください。ポスター

参加される方はこちらから9月末日までにお申し込みください。

*社会状況により開催形態を急遽変更する場合があります。最新情報を協会ホームページにてご確認ください。

20238月9日)

2023/06/07

2023年ブロンテ・デイ公開講座が開催されました

6月3日(土)14:00〜16:10 2023年ブロンテ・デイ公開講座が早稲田大学戸山キャンパにて開催されました。

鈴木美津子東北大学名誉教授によるご講演「仕事を持つ女たち──『自制』のローラ、『オドンネル』のシャーロット、『ワイルドフェル・ホールの借家人』のヘレン」と、山内理惠神戸市看護大学教授によるご講演「異国の地で監禁される妻―『ジェイン・エア』のバーサ・メースンの体験を考察する―」が行われました。

今年度より新しく早稲田大学が会場となり、また2019年度以来久々に4年ぶりの対面式での公開講座となりました。台風の影響が心配されましたが、当日は68名の方にご参加いただき盛況のうちに終了いたしました。早稲田大学の学生さんも多く参加され、大変実りある講座となりました。素晴らしい会場を手配くださった公開講座委員の先生方を始め、関わってくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。来年度も同会場で開催予定です。






2023/04/14

2023年ブロンテ・デイ公開講座についてのご案内

2023年ブロンテ・デイ公開講座を63日(土)14:00より早稲田大学戸山キャンパス38号館AV教室1にて開催いたします。詳細はこちらをご覧ください。ブロンテ文学に興味がある方であればどなたでも受講できます。受講料は無料です。

お申し込みはこちらからお願いいたします(受付期間428日〜526日)。

主催:日本ブロンテ協会


2023/01/27

ミュージカル「ジェーン・エア」公演

 2009年と2012年に松たか子主演で上演されたミュージカル「ジェーン・エア」が、上白石萌音と屋比久知奈のダブルキャストで、新たな演出を加えて上演されます。

2023311日~42日:東京芸術劇場プレイハウス

    47日~13日:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

詳細は https://janeeyre.jp/ でご確認ください。


2022/11/11

日本ブロンテ協会第37回大会が終了いたしました

日本ブロンテ協会2022年第37回大会が10月15日(土)に東京藝術大学音楽学部(上野キャンパス)で開催されました。


午前の部では3本の研究発表が行われました。

畑中杏美
腹心の悪友─『ヴィレット』におけるジネヴラ・ファーンショー

工藤紅                       
Jane Eyre におけるブライダル・イメジャリー                                  

莵原美和                    
ブロンテ姉妹の小説における木のモチーフについて


午後の部では対面開催に伴う久々のご講演の後、シンポジウムが開催されました。

講演:
鮎澤乗光元立教大学教授「The Tenant of Wildfell Hall を読み直す」
                                                              シンポジウム:
「ブロンテ文学と記憶」
司会・発題者:廣野由美子
発題者:小田夕香理
発題者:長柄裕美


2018年以来4年ぶりの対面大会となりましたが、北海道から九州に至る45名の方々にご参加いただき、活気ある素晴らしい大会になりました。

大会に関する報告は、春先に会員宛に発行されるニューズレターでもご覧いただけます。各発表の要旨など掲載される予定です。

来年度の日本ブロンテ協会第38回大会は、立正大学品川キャンパスで開催予定です。来年度も皆さまにお目にかかれますことを心より楽しみにしております。