2015年6月27日(土)にフェリス女学院大学緑園キャンパスにて、第9回オースティン協会大会が開催されました。
この大会の午前の部の企画であるパネルディスカッションは、日本ブロンテ協会が協賛をしたプログラムで、白井義昭日本ブロンテ協会会長の挨拶で始まりました。
土井良子白百合女子大学准教授(日本オースティン協会)、岩上はる子滋賀大学教授(日本ブロンテ協会)、Juliet McMasterアルバータ大学名誉教授の三氏がパネリストとなり、パネリストのそれぞれによる、ジェイン・オースティンやシャーロット・ブロンテの初期作品をテーマにした発表の後、質疑応答が活発に行われました。
シャーロットが弟のブランウェルと一緒に作っていた豆本が手のひらに収まるサイズだという話には、オースティンの研究者の方々から驚きの声があがっていました。
マクマスター氏は、Juvenilia Pressの発行するシャーロット・ブロンテやジェイン・オースティンらの初期作品の書籍の編者のひとりで、会場で販売されていたJuvenilia Pressの本を多くの方が買い求めておられました。