10月19日(土)に日本ブロンテ協会第39回大会を神戸市看護大学にて開催いたします。プログラムはこちらをご覧ください。ポスター
大会会場へのさらなる詳細なアクセスなど「神戸市看護大学アクセス詳細版」はこちらをご覧ください。
大会に参加される方はこちらから9月末日までにお申し込みください。
日本ブロンテ協会の公式ブログです。 会員の皆様、非会員の皆様にも、ブロンテに関する情報を発信し、気軽に交流していければと思います。よろしくお願いします。 日本ブロンテ協会ホームページ(http://brontesociety.jp/)や日本ブロンテ協会Facebookページもよろしくお願いします。
6月1日(土)14:00〜16:10
2024年ブロンテ・デイ公開講座が早稲田大学戸山キャンパにて開催されました。
莵原美和近畿大学准教授によるご講演「19世紀のイギリスにおける博物学・花言葉の流行と、ブロンテ姉妹の小説に見られる花の象徴的な意味について」と、清水伊津代元近畿大学教授によるご講演「『嵐が丘』の文学装置」が行われました。
今年度も盛況裡に終了し、69名の方にご参加いただきました。うち半数以上が会員ではない一般の方々のご参加で、ブロンテ文学が今でも大変人気があることを実感できる会となりました。質問も感想も積極的に寄せられ、また会員と非会員の交流もあり、大変実りある講座となりました。今年も素晴らしい会場を手配くださった公開講座委員の先生方を始め、関わってくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。
東京藝術大学の関係者より、ブロンテ一家を題材とする新作ミュージカル『ダイニング・テーブル 〜ブロンテ一家のいたところ〜』(日程:2024年6月11日〜15日、上演時間:75分)についてお知らせがありました。若手のクリエイターらによる意欲的な取り組みにブロンテ家が取り上げられたのは嬉しいニュースです。詳細は以下をご確認ください。
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Group B presentsミュージカル『ダイニング・テーブル 〜ブロンテ一家のいたところ〜』
https://www.groupb-musical.com/dining-table
『ジェイン・エア』『嵐が丘』などの名作を世に送り出したブロンテ一家。
その家族同士の愛憎をほろ苦くコミカルに描く、Group Bの新作ミュージカル!
この中に、きっとあなたがいる。
《CAST》
沼尾みゆき(長女・シャーロット)
田中秀哉(長男・ブランウェル)
水野貴以(次女・エミリ)
村田実紗(三女・アン)
羽根渕章洋(父・パトリック)
ピアノ演奏 久野飛鳥
《STORY》
舞台は19世紀半ば、イングランドの田舎町・ハワースのはずれにある一軒の牧師館。そのダイニングテーブルで、『ジェーン・エア』の作者シャーロット・ブロンテが、時おり激しく咳込みながら小説を書いている。老いた父・パトリックに何度も邪魔されうんざりする彼女の前に、数年前に亡くなった弟妹たち――ブランウェル、エミリ、アン――の亡霊が現れる。楽しく昔話に華を咲かせる4人だが、やがて胸の内に秘めていたさまざまな思いが噴き出して……。
《STAFF》
脚本・作詞:エスムラルダ
作曲・音楽監督:大部胡知
演出:平戸麻衣
音楽監督補・ピアノ演奏:久野飛鳥
振付:康本雅子
舞台監督:藤永 隆
照明:佐々木孝尚(オフィスササキ)
音響:三森啓弘(エスアールテックプランニング)
衣裳:ゴウダアツコ
フライヤーデザイン:村上ひろし
企画・製作:Group B
共催:地中海料理&ワイン Showレストラン ガルロチ
協力:エスアールテックプランニング、オフィスササキ、沼尾みゆき事務局、ブロードウェイ・ライン・カンパニー、㈱プロダクション・エコー、ロックリバー㈱(五十音順)
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関連する記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e8979d7f64a8ca1cd6ca22d334fc984fde44205
シャーロット、ブランウェル、エミリ、アン全員の生誕地であるソーントンの生家(74 Market Street, Thornton, near Bradford)について、最近の保存活動に関する記事がBBC等のメディアにおいて紹介されました。以下はBBCの記事です。
https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-67793079
中道敏行先生(非会員、大阪学院大学非常勤講師)より、Anne Brontëに関する新刊およびAgnes Greyに関するJane Suderland氏(formerly at Lancaster University)の論文のご紹介です。
Jane Sunderland’s new essays on Anne Brontë’s Agnes Grey focus on “governess” as a Victorian women’s occupation and “dog” as a pet or fictional character.
Essay 1
Agnes Grey as a Mid-Nineteenth-Century Governess’s Life: Anne Brontë’s Narrative, Documentation, and Critique
“Why did many women in the nineteenth century become governesses, and what was life like for them? Is Agnes Grey a representative portrayal – and to what extent does it reflect Anne Bronte’s own governessing experiences?”
Essay 2
Anne and Agnes; Flossy and Snap: Fact and Fiction
“What was Anne’s dog Flossy like, and what were his contributions to the Brontë novels? We know a little about him from Anne’s and Emily’s artwork and from mentions in letters and accounts…. And given the many similarities between Agnes Grey and the events of Anne’s life … we can cautiously infer more about Flossy from Anne’s first novel”
In Walking with Anne Brontë: Insights and Reflections, ed. Tim Whittome (2023)
Dr Jane Sunderland