2025/10/02

ブロンテ生誕地保存活動の続報:講演会のお知らせ

ソーントンの生家の管理をしている委員会のメンバーNigel West氏から、Dr Michael O’Dowdによる講演会のお知らせを頂きましたので、共有いたします。タイトルは'Birthing the Brontës'、10月14日(火)の18時30分(=イギリス現地時間)開始です。詳細は以下のサイトをご覧ください。なお、オンラインチケットの料金は6ポンドで、好きな時間に講演を視聴できるリンクが届けられるとのことです。とても興味深い内容です。ぜひご参加ください。


2025/08/09

第40回大会のご案内

 1011日(土)に日本ブロンテ協会第40回大会を松蔭大学厚木森の里キャンパスにて開催いたします。プログラムはこちらをご覧ください。ポスター

参加される方はこちらから9月末日までにお申し込みください。



2025/06/14

2025年ブロンテ・デイ公開講座が開催されました


 67日(土)14:0016:10   2025年ブロンテ・デイ公開講座が早稲田大学戸山キャンパスにて開催されました。

 

片山美穂大阪成蹊大学准教授によるご講演「シャーロット・ブロンテの初期作品をめぐって」と、久守和子フェリス女学院大学名誉教授によるご講演「バルテュスの挿絵で読む『嵐が丘』」が行われました。

 

今年度も盛況裡に終了し、昨年度よりさらに多い91名の方にご参加いただきました。毎年多くの聴衆にお集まりいただき感謝しております。片山先生のご講演では、ブロンテ初期作品における家庭教師や踊り子の設定に注目された興味深いお話を伺うことができました。また、久守先生のご講演では、バルテュスの挿絵について、たとえば家具の配置が大きな意味を持っているなど詳細な分析が披露され、大変勉強になりました。参加された多くのブロンテ文学を愛する方々、また早稲田大学の学生さんにとっても、大変実りある講座になったと思います。

 

ご講演いただいた先生方はもちろん、今年も素晴らしい会場を手配くださった公開講座委員の先生方を始め、関わってくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。







2025/04/07

2025年ブロンテ・デイ公開講座についてのご案内

2025年ブロンテ・デイ公開講座を67日(土)14:00より早稲田大学戸山キャンパス38号館AV教室1にて開催いたします。詳細はこちらをご覧ください。ブロンテ文学に興味がある方であればどなたでも受講できます。受講料は無料です。

お申し込みはこちらからお願いいたします(受付期間430日〜530日)。


主催:日本ブロンテ協会

2024/12/11

ブロンテ生誕地保存活動の記事について(続報)

2023年12月25日のブログ記事において、ブロンテきょうだいが生まれたソーントンの家の保存活動に関するニュース記事を紹介しました。その後、日本ブロンテ協会のfacebookページを通じて、 現在ソーントンの生家の管理をしている委員会のメンバーNigel West氏から現況のお知らせが届きました。日本のブロンテファンのみなさまへのメッセージということで続報をお届けいたします。

目下、2025年3月にBrontë Birthplaceと名付けられた施設をオープンする準備が進行中とのことです。今後、 ブロンテ家の人生における重要な日を祝うイベントが1年を通して開催されたり、暖炉のあるカフェを利用してブロンテ家の子供たちが誕生した場所の前で食事を楽しめるようになったり、宿泊体験もできるようになるそうです。カフェの営業時間や宿泊予約の方法等、詳細は決まり次第 Brontë BirthplaceのWEBサイト(https://brontebirthplace.com/)に掲載されます。

現在、募金の呼びかけも行っておられます。ご関心のある方は、同ページ(こちら)から募金をすることが可能です。ぜひアクセスしてご覧になってください。



2024/11/22

日本ブロンテ協会第39回大会が終了いたしました

日本ブロンテ協会2024年第39回大会が1019日(土)に神戸市看護大学で開催されました。

 

午前の部では4本の研究発表が行われました。発表テーマは多岐にわたり、その対象も小説、詩、翻訳、また時代も19世紀から現在まで幅広いもので、午前中から大変有意義な時間となりました。

 

行田英弘

翻訳者たちの『嵐が丘』──作家像をめぐって

 

馬場理絵

ペットの犬と「女性性」:シャーロット・ブロンテ『ヴィレット』における動物表象

                              

佐久間千尋

Emily BrontëLudwig Tieck

 

後中陽子

音が描く情景──エミリ・ブロンテの詩の響き

 

午後の部では、まず植松みどり先生のご講演があり、翻訳のご経験とご実績をもとに2つのテクストに関する緻密な分析を交えたお話を賜りました。その後は、鵜飼信光先生のご司会のもと、協会外よりジェイムズ・ジョイスとヴァージニア・ウルフの専門家をお呼びした大変貴重なシンポジウムが開催されました。

 

講演:

植松みどり和洋女子大学名誉教授「翻訳の領域──私の訳した二冊の本『嵐が丘』と『フロス河畔の水車場』から」

                     

 シンポジウム: 

「動物表象とフェミニズム:ブロンテ姉妹、ジョイス、ウルフの場合」

司会・発題者:鵜飼信光

発題者:新名桂子

発題者:原田洋海

 

当日はあいにくのお天気でしたが、各地より46名の方々にご参加いただき、活気ある充実した会となりました。大会のあとに学内で開催された懇親会には大会参加者の半数以上が参加し、こちらも盛況な会となりました。関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。

 

大会に関する報告は、春先に会員宛に発行されるニューズレターでもご覧いただけます。各発表の簡単な要旨など掲載される予定です。

 

来年度の日本ブロンテ協会第40回大会は、松蔭大学で開催予定です。来年度も皆さまにお目にかかれますことを心より楽しみにしております。

 









2024/08/09

第39回大会のご案内

10月19日(土)に日本ブロンテ協会第39回大会を神戸市看護大学にて開催いたします。プログラムはこちらをご覧ください。ポスター

大会会場へのさらなる詳細なアクセスなど「神戸市看護大学アクセス詳細版」はこちらをご覧ください。

大会に参加される方はこちらから9月末日までにお申し込みください。


2024/06/05

2024年ブロンテ・デイ公開講座が開催されました

61日(土)14:0016:10   2024年ブロンテ・デイ公開講座が早稲田大学戸山キャンパにて開催されました。

莵原美和近畿大学准教授によるご講演「19世紀のイギリスにおける博物学・花言葉の流行と、ブロンテ姉妹の小説に見られる花の象徴的な意味について」と、清水伊津代元近畿大学教授によるご講演「『嵐が丘』の文学装置」が行われました。

今年度も盛況裡に終了し、69名の方にご参加いただきました。うち半数以上が会員ではない一般の方々のご参加で、ブロンテ文学が今でも大変人気があることを実感できる会となりました。質問も感想も積極的に寄せられ、また会員と非会員の交流もあり、大変実りある講座となりました。今年も素晴らしい会場を手配くださった公開講座委員の先生方を始め、関わってくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。