10月17日(土)に日本ブロンテ協会第41回大会を関西外国語大学中宮キャンパスにて開催いたします。プログラムはこちらをご覧ください。ポスター
参加される方はこちらから9月末日までにお申し込みください。
日本ブロンテ協会の公式ブログです。 会員の皆様、非会員の皆様にも、ブロンテに関する情報を発信し、気軽に交流していければと思います。よろしくお願いします。 日本ブロンテ協会ホームページ(http://brontesociety.jp/)や日本ブロンテ協会Facebookページもよろしくお願いします。
6月6日(土)14:00〜16:10 2026年ブロンテ・デイ公開講座が早稲田大学戸山キャンパにて開催されました。
馬渕恵里大阪大学准教授によるご講演「シャーロット・ブロンテの自伝体小説」と、金谷益道同志社大学文学部教授・同志社大学国際教養教育院所長によるご講演「シャーロット・ブロンテと身体化された視覚―カメラ・オブスキュラからカメラへ」が行われました。
今年度も盛況裡に終了し、56名の方にご参加いただきました。毎年多くの聴衆にお集まりいただき感謝しております。馬渕先生のご講演では、『ジェイン・エア』と『ヴィレット』について、「自伝体小説」としての異なる形式のあり方を精緻な分析とともにお話いただきました。また、金谷先生のご講演では、19世紀のカメラ・オブスキュラとステレオスコープについて貴重な資料や動画が紹介され、その上でシャーロットの「身体化された感覚」に関する興味深いお話を伺いました。参加された多くのブロンテ文学を愛する方々、また早稲田大学の学生さんにとっても、大変実りある講座になりました。
また、当日はブロンテ協会監修『ブロンテきょうだいのちいさな手づくり絵本』が紹介されました。岩崎書店の吉岡さんと翻訳家のひびのさんがいらして、店頭販売も行われました。
ご講演いただいた先生方はもちろん、今年も素晴らしい会場を手配くださった公開講座委員の先生方を始め、関わってくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。
今月末、岩崎書店より『ブロンテきょうだいのちいさな手づくり絵本』(ブロンテ協会監修)が出版されました。
『ブロンテきょうだいのちいさな手づくり絵本』
著者 Sara O’Leary
絵 Briony May Smith
訳 ひびの さほ
https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b10153869.html
ブロンテきょうだいがどのように物語作りに夢中になっていったか、そのお話が絵本の物語になりました。魅力溢れる絵と素敵な文章にぜひご注目ください。この絵本を読むと、子どもにとって想像の世界に浸ったり、空想の物語を作ったりすることがどんなに楽しく、そして大切なことであるかがよく伝わってきます。また、巻末にはブロンテきょうだいの略歴(年表)やブロンテ協会による「あとがき」が付されており、本書は、ブロンテ文学とその世界を、子どもたちだけでなく大人にも広く紹介する役割をも担っています。
今回、岩崎書店の依頼により、巻末の略歴と参考文献のチェック、および「あとがき」の執筆を「ブロンテ協会監修」として担当しました。(「あとがき」は会員の木村晶子先生が執筆されました。)
以下のサイトもぜひ参考にご覧ください。
プロモーション動画(岩崎書店による):
https://www.youtube.com/watch?v=4orqx1FmUiM&list=TLGGhKFMpcRWkKYyNTAxMjAyNg&t=1s
原書:
会員の莵原美和先生から以下の情報を頂きましたので、お知らせいたします。
日本ブロンテ協会2025年第40回大会が10月11日(土)に松蔭大学で開催されました。
午前の部では、今年も若手会員からベテランに至るまで4本の研究発表があり、『ジェイン・エア』、『ヴィレット』、『嵐が丘』それぞれの作品について精緻な分析が披露され、いずれも質疑応答も含めて大変興味深い研究が発表されました。
音部みはる
『ジェイン・エア』と『嵐が丘』——3人の語り手たち
行田英弘
ネリー・ディーンの語りのレトリック——呼称・呼びかけに着目して
石井昌子
ルーシー・スノウの2つの恋——『ヴィレット』再考
猪熊恵子
『ジェイン・エア』と『サルガッソーの広い海』——ベッシーとクリストフィーヌ
午後の部では、まず玉井暲先生のご講演があり、『ジェイン・エア』の語りに関してロマン派的要素とリアリズムの両義的側面について興味深いお話を賜りました。その後は若手の評議員3名の先生方を中心としたシンポジウム(加えて事務局の侘美が司会)において、『ジェイン・エア』における「芸術/アート」、とりわけ「技巧・技術」に着目した「語り」、「絵画」、「音楽」「舞踊」についての発表と議論が展開されました。午後は『ジェイン・エア』のテクストに関心が集中し、改めてこの古典的作品の意義を考える機会となりました。
講演:
玉井暲武庫川女子大学教授「語り手の領分 ―『ジェイン・エア』の場合 ―」
シンポジウム:
「シャーロット・ブロンテとアート ―2020年代の視点より― 」
司会・発題者:侘美真理
発題者:大澤舞
発題者:畑中杏美
発題者:西山裕子
記念すべき第40回大会は各地より43名の方々にご参加いただき、盛況な会となりました。会場の松蔭大学は構内もその周辺もとても美しく、空気がきれいな場所で、そのような素敵な雰囲気の中で記念大会を迎えることができましたのはとても良い思い出となりました。関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。
来年度の日本ブロンテ協会第41回大会は、関西外国語大学で開催予定です。来年度も皆さまにお目にかかれますことを心より楽しみにしております。
ソーントンの生家の管理をしている委員会のメンバーNigel West氏から、Dr Michael O’Dowdによる講演会のお知らせを頂きましたので、共有いたします。タイトルは'Birthing the Brontës'、10月14日(火)の18時30分(=イギリス現地時間)開始です。詳細は以下のサイトをご覧ください。なお、オンラインチケットの料金は6ポンドで、好きな時間に講演を視聴できるリンクが届けられるとのことです。とても興味深い内容です。ぜひご参加ください。