ブロンテ姉妹が創作を始めたきっかけは、彼女たちの父親パトリック・ブロンテが、1826年6月5日リーズから買ってきてくれた12体の木製兵隊人形でした。ブロンテ家の子供たちは、兵隊人形に名前をつけて、空想劇を始めました。幼き日のこの人形遊びが、のちのブロンテ文学の萌芽だと言えます。
この6月5日に近い6月の第1日曜日を日本ブロンテ協会は、本国イギリスの協会と歩調をあわせブロンテ・デイとし、専門家のみならず一般愛好者も集い、ブロンテ文学を愉しみ、味わうことにしています。
本講座はその行事の一つであり、ブロンテ愛好者であれば十分愉しめる講座となっております。協会員以外の方でも、ブロンテ文学に興味のある方ならどなたでも無料で参加できます。ブロンテ文学に興味がおありの方は、奮ってご参加くださいませ。
講師: 皆本 智美 摂南大学 准教授
演題: シャーロット・ブロンテと非日常
シャーロット・ブロンテの小説に見られる「非日常」的な要素に注目し、作家ブロンテ自身のロンドン訪問やブリュッセル滞在などの「非日常」的な体験とあわせて考察します。
講師: 木村 晶子 早稲田大学 教授
演題: 海の彼方の『ジェイン・エア』――アメリカとカリブ海における受容と展開
『ジェイン・エア』は大西洋を隔てた米国やカリブ海地域でも大きな影響力をもちました。『若草物語』で有名なルイザ・メイ・オルコット、『広い藻の海』を創作したジーン・リースなどとシャーロットとの接点を探ります。
司会: 渡 千鶴子 関西外国語大学短期大学部 教授
日時/ 2016年6月5日(日曜日)、14:00~16:00
受講対象者 / 協会員、ブロンテ文学に興味がある方、一般の方、学生
受講料 / 無料
会場受付 / 当日は13時30分から受付を開始いたします。
会場 / 横浜市立大学 金沢八景キャンパス カメリアホール(横浜市金沢区瀬戸22‐2)
(アクセス)京浜急行「金沢八景駅」下車徒歩5分
シーサイドライン「金沢八景駅」下車徒歩7分
横浜市立大学金沢八景キャンパスへのアクセスマップ
企画監修 / 白井 義昭 (横浜市立大学名誉教授)
主催 / 日本ブロンテ協会
共催 / 横浜市立大学地域貢献センター
後援 / 横浜市政策局
申込 /参加のお申し込みは、専用の申し込みフォームに必要事項をご記入ください。
準備の都合上、5月末日までにお申し込みをお願いいたします。
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