日本ブロンテ協会2026年第41回大会が10月17日(土)に関西外国語大学で開催されました。
午前の部では、2本の研究発表があり、『アグネス・グレイ』と『ヴィレット』についての示唆に富む考察がなされました。
研究発表:
井寺利奈
植物的教育の理想と動物的現実——『アグネス・グレイ』における「同化」
工藤紅
Villetteにおける現実と非現実の境界
午後の部では、まず本協会の会員でもいらっしゃる玉井久之先生(関西外国語大学外国語学部教務部長)のご挨拶を頂戴しました。ご講演では本協会の元会長である栗栖美知子先生により、Pierre BourdieuとMax Webberの概念を援用した奥の深いJane Eyreの読みが提示されました。シンポジウムでは、昨年度の大会では『ジェイン・エア』における「芸術/アート」をテーマとしていたことが記憶に新しいですが、本年度は『嵐が丘』におけるアダプテーションを中心として、 宝塚歌劇団による『嵐が丘』のミュージカル、を曲にしたThe Unthanks、Aylona、Guiem Soldevilaによるエミリの詩 ‘She Dried Her Tears’ の楽曲、Ruth Rendellによる『求婚する男』(Going Wrong)に関して大変興味深い各発表が行われました。
講演:
栗栖美知子
Jane Eyre再読
シンポジウム:
「多様に生き続けるエミリ・ブロンテの文学——音楽、演劇、小説の観点から」
司会・発題者:莵原美和
発題者:後中陽子
発題者:小田夕香理
第41回大会は各地より48名の方々にご参加いただき、懇親会も含め、大変盛況でした。関係者の皆様、ご参加くださった皆様に改めて御礼申し上げます。
来年度の日本ブロンテ協会第42回大会は、明治大学(生田キャンパス)で開催予定です。来年度も皆さまにお目にかかれますことを心より楽しみにしております。


