2017/03/30

日本ブロンテ協会関西支部2017年大会が終了いたしました

3月29日(水)に大阪電気通信大学 駅前キャンパスにて、関西支部の2017年大会が開催されました。

大会出席者は43名、懇親会出席者21名、ご多忙のなかご来場いただきまして御礼申し上げます。

第一発表には、Suzanne Keenが唱える『シャーリー』における三つのannexに着目し、annexの前後での物語の転換について考察するご発表。第二発表には、『嵐が丘』にみる悲嘆の描写を、医療領域からウォーデン、ボルビーなどによって発信された「悲嘆」に関する研究に基づいて分析するご発表がありました。最後に、作家ヘンリー・ジェームズ、作家シャーロット・ブロンテの読者への配慮と意図をご指摘くださる興味深いご講演が、パワーポイントによる当時の挿絵の提示ともに、味わい深く語られました。今年は談話会も復活し、活発な討議が行われました。

たいへん利便性の良い、美しい会場をご提供いただきました大阪電気通信大学様に、深く感謝申し上げます。

次回の支部大会は2018年3月に神戸市看護大学で開催予定です。詳細が決まり次第、こちらのブログでもお知らせいたします。みなさま奮ってご参加くださいませ。


(関西支部事務局)
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